今日は私が愛してやまない一冊、『きみのそばに いるよ』を紹介します。心がほっこりと温まるこの絵本は、友情と思いやりの大切さを伝える素敵な物語です。
基本情報
- タイトル: きみのそばに いるよ
- 作者: いぬい さえこ
- イラストレーター: いぬい さえこ
- 出版年: 2023年
- 出版社: パイ インターナショナル
- 対象年齢: 小学校高学年から
内容紹介
『きみのそばに いるよ』は、小さな動物たちが住む森を舞台にした絵本です。夜になると、森の中からたくさんの話し声が聞こえてきます。それは、動物たちがお互いに会いたくなったり、やさしい声が聞きたくなったりするから。月明かりの下、動物たちは心を通わせるおしゃべりを始めます。「ぼくはね、うまくいっても、きみが好き。うまくいかなくても、きみが好き」。そんなやさしい言葉が交わされるのです。
特徴
この絵本の一番の特徴は、温かい絵とメッセージにあります。読む人の心にそっと寄り添い、心細い時も勇気をくれるような言葉が満載です。また、新月から満月、そして欠けていくまでの約30日間にわたる月の満ち欠けの移り変わりも描かれていて、自然の不思議や美しさも一緒に感じることができます。
発見と学び
この絵本から学べることは、友情や思いやりの大切さです。動物たちがお互いに寄り添い、励まし合う様子からは、言葉の力、心のつながりがどれほど大事かが伝わってきます。また、月の満ち欠けを通して、自然のリズムや時間の流れについても考えるきっかけになります。
おすすめの読者
特に小学校高学年の子どもたちにおすすめします。友情や思いやり、自然について考える良い機会になるでしょう。また、大人が読んでも、心が温まるメッセージに触れることができ、日常の忙しさから少し離れて、大切なことを思い出させてくれる絵本です。
まとめ
『きみのそばに いるよ』は、心に寄り添うメッセージと美しい絵が特徴の絵本です。動物たちの優しい言葉は、読む人に勇気と温もりを与えてくれます。友情や思いやり、そして自然の美しさについて、改めて考えるきっかけをくれるでしょう。小学校高学年の子どもたちはもちろん、大人も一緒に読んで心が温まる一冊です。